はじめての車検ガイド
車検とは
正式名称を「継続検査」といい、道路運送車両法で定められているクルマの定期検査のことを指します。
クルマには消耗部品が多く使用されていますから、仮に新車で買っても、使用するうちに不具合が発生するもの。
そこで2年おきに(新車購入の場合は3年後から)、これらの不具合をチェックし、クルマが安全に走るための基準を満たしているかどうかを検査するわけです。
車検に必要なもの
車検を受ける際には以下の5つが必要となります。
- 自動車検査証(車検証)
クルマを運行するための必要事項が記載された、クルマの身分証明書ともいえる書類です。
常にクルマに備え付けることが義務づけられており、紛失した場合はナンバーと同じ管轄の陸運事務所(軽自動車の場合は管轄の軽自動車検査協会事務所など)で、再発行の手続きが必要です。
住民票の移動をともなう引越しをした場合は、車検と同時に変更登録を行う必要があります。 - 自動車税納税証明書
毎年4月1日時点でのクルマの所有者(もしくは使用者)に課される税金が自動車税です。
5月末日までに金融機関で納税する義務があります。 その領収書の半券が納税証明書となっていますので、車検証と一緒に保管しておきましょう。
紛失した場合は、管轄の陸運事務所近くの自動車税事務所で(軽自動車は各市区町村で)、再発行が可能です。 - 自賠責保険証
公道を走るクルマに必ず加入が必要な「自賠責保険=強制保険」の証明書です。
新たに車検を受ける場合でも、それまで加入していた自賠責保険証が必要となります。
紛失した場合は契約している保険代理店で再発行を受けるか、新規の自賠責保険を1ヶ月余分(25ヶ月)に加入することになります。 - 車検費用
- 車検基本料・・・・・・車検代行料、予備検査料、事務手数料、診断料等が含まれます。
- 法定費用・・・・・・自賠責保険、重量税、印紙代です。
- 整備費用・・・・・・車検を通すための交換部品代や作業工賃です。
- 印鑑(認印)
車検を受ける時期
自家用乗用車の場合、新車は購入してから通常3年後、一度車検を受けたクルマは前回の車検から2年後です。
車検満了日(有効期限)は車検証のほか、フロントガラスに張ってあるステッカーを見ればすぐに分かります。
車検は車検満了日の1ヶ月前から受けることが可能です。
その場合、次の車検満了日は元の車検満了日の2年後となります。
つまり1ヵ月以内であれば、早めに車検を受けても有効期間が短くなることはありません。
車検の切れたクルマに乗ることは、罰金のみならず減点や免停の対象となりますので絶対にしてはいけません。
また一度車検が切れてしまうと再び車検を受ける際に余計な費用が掛かります。
長期間クルマを使用しない場合を除き、車検が切れる前に行うようにしましょう。
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